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2007年 カナダGP [F1 デキゴトロジー] [モータースポーツ]

2007年のF1シーンでも秀逸だったグランプリとして覚えている方も多いはず。

「注目の、脅威の」などど形容されたルーキー、ルイス・ハミルトンがキャリア初優勝を成し遂げたのが結果であるが、その過程ではなく、その節々で起こったことが個人的には秀逸だと思っている。

まずひとつめは、ハミルトンが勝ったこと。
2年連続王者、フェルナンド・アロンソがマクラーレン移籍を決めたあと、規定路線ながら秘蔵っ子・ハミルトン起用が発表されたが、アロンソとしては軽~くあしらってやるつもりが、ほぼイーブンで戦わなければならなくなるシーズンを象徴するかのような、ルイス初優勝だった。

ふたつめ。
ロベルト・クビカ(BMWザウバー)の大クラッシュ!
モノコックだけになってしまったが、現代F1テクノロジーの優秀さが証明される格好となった。

みっつめ。
佐藤琢磨(スーパーアグリ)がアロンソをコース上で抜いたこと。
後方に埋もれてしまったが、幾度となく出動したセーフティーカー導入を巧みに利用した。それは、ワンメイクではあるが、2種類のタイヤを使わなければならないルールを、セーフティーカー出動中に消化し、不利なほうのタイヤでの周回を最小限にしたこと(F1は、これでも義務消化となるが、同じルールがあるインディカーではグリーンフラッグ中で2周以上履かなければならない)。その結果、最終スティントで、セーフティーカーに翻弄され、最終的にタイムの上がらない格上マクラーレンのアロンソをオーバーテイクすることになる。

そして、極めつけの「秀逸」シーンは、
日本のテレビ(フジテレビ)の実況解説陣は(地上波・衛星とも)完全に琢磨応援モード(正しい)で、W寿一さんと片山Uさんは「よっっしゃー!」と叫ぶ(同感)、その次の瞬間、カメラが捕らえたのは!現地ファンと思われるふたり組。

琢磨がアロンソを抜いた瞬間、立ち上がり、両手でガッツポーズ!!!

ひとりは、自作したと思われる「スーパーアグリの笠」をかぶり・・・

もうひとりは、「ミナルディ」のシャツ・・・


テールエンダーのファンこそ、F1の楽しみ方をよーく知っていることを象徴するシーンで感動したというお話です(まる)



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