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怒→複雑 [モータースポーツ]

インディアナポリス

F1はメーカーの威信を賭けた戦いではあるが、世界最高峰のモーターレーシングショーでもある。それが、たった6台で争われた。戦う相手のいない優勝ではMシューもシャンパンファイトをしないどころかもらったトロフィーを掲げることさえしなかった。そう、安くないチケットで見に来たファンに対しては同じ業界のもの者として、申し訳なくて仕方ない気持ちでいっぱいだ。

事の顛末は、フランス製MタイヤがこのGP用に持ってきたタイヤが、Rシューのクラッシュで構造上の問題が発覚。「レース距離を走れないから、負担がかからないようにシケインを作って欲しい」とオーガナイザー、プロモーターに訴えたことから始まった。真相は詳しくわからないが、それを聞き入れられなかったがためにMタイヤユーザーが全てレースを走らなかったことによる。

Mタイヤは金曜日の時点で、別のタイヤを用意しようと試みたが、ここはアメリカ。土曜の夜にしか着かないため、交換の許可を求めたがこれも却下されたらしい。今シーズンのタイヤレギュレーションの悪い方向へ予想されていたことが現実となってしまった。

ドライバーの安全確保は、レースの上での最優先事項の一つではあるが、もっと柔軟性があってもよかったのではないかとも思う。IRLのレースでは(言葉は悪いが)、その場で簡単にレギュレーションが変えられることがよくある。柔軟性のなさも、今回の事件の原因だ。

FIAは「タイヤの開発競争がテストを増やし、チームのコストを高騰させている」として、タイヤをワンメイク化したいようだ。しかし、世界最先端のテクノロジーを競う場としてこれを「非競技化」することは、F1のステイタスを落とす可能性がある。

ニュルのキミの件といい、タイヤレギュレーションは、考え直してほしい。


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