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ウェンゲン 男子・回転 FIS World Cup Alpine 04/05 [スキー]

アルペンスキーのワールドカップを見るなら、スイスのウェンゲンを見ろ」と、言われるほど難しくワールドカップしか行われない。硬いアイスバーンに繰り返される急斜面への斜面変化。そんな名物コースは、期せずしてドラマを生む。
日本期待の佐々木明は1本目18位。片や皆川賢太郎がトップとコンマ99差の8位につけた。1本目トップタイムをたたき出したのは、好調トーマス・グランディ(カナダ)。カナダはチームも好調だ。佐々木明は2本目を滑り終えて4位のタイム。この時点で上位は望めなかった。1本目9位だったボディ・ミラー(アメリカ)はまたしてもコースアウト。これで5戦中完走1回、うち優勝1回というオール・オア・ナッシング状態。続いて、皆川賢太郎も失敗。大きなチャンスをモノにできなかった。
残り3人になったところで暫定トップは絶好調のジョルジョ・ロッカ(イタリア)。しかも、コンマ75差をつけ、2本目のタイムもトップだった。ドラマは、ここから起こった。3位のカレ・パランダー(フィンランド)がポールを踏んで転倒。続くベンジャミン・ライヒ(オーストリア)はゴール直前で小さなミスを冒し4位。その次の瞬間、テレビ画面はライヒのリプレイではなく、ロッカのリプレイを映し出した。その映像はロッカがポールをまたぐ瞬間をスロー再生していた。片ハン、失格だ!そして1本目トップの、グランディはコースアウトした。
優勝はアロイス・フォグル(ドイツ)。32歳の今シーズン、初表彰台に続いて初優勝してしまった。2位は復活の狼煙、イビツァ・コステリッチ(クロアチア)。3位は、ロッカのノーポイントというおまけまで付いたライヒとなった。ライヒは総合でもミラーとのポイントを詰め、SLのランキングトップをロッカから取り戻した。佐々木明の順位は9位にまで上がっていた。
32歳でもがんばっていれば、栄光を勝ち取ることができる。最近また年をとったことを嘆く自分は、年上のフォグルに教えられた気がした。


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